27/05/2026
2025年の仙台圏の新築マンション供給戸数は、建築資材や建設費の高騰、ユーザーの買い控えを受け、前年比20.5%減の799戸と3年連続で減少しました。平均価格は専有面積を60.87平方メートルへと大幅に縮小したことで前年より下がったものの、坪単価は過去最高を記録し、市内5区の平均では初めて300万円を突破しています。
最近の動向を見ると、2026年に入ってからも建設費高騰の解消は見込めず、新築価格の高止まり傾向が続いています。仙台駅西口周辺での高層マンションの完成をはじめ、中心部や地下鉄沿線といった利便性の高いエリアでは依然として底堅い需要がある一方、強気な価格設定では成約に至らないなど物件の二極化が進んでいます。また、金利上昇への懸念や新築の供給抑制、価格高騰の受け皿として、条件の良い中古マンション市場へリノベーション目的の需要が流れるなど、買い手の選択肢にも変化が生じています。
さらに足元では、中東情勢の悪化による建築資材の供給不確実性から、不動産大手が将来的な引き渡し遅延や仕様変更の可能性を通知し始める動きも出ており、今後の動向に一層の注視が必要です。
宮城県石巻市などを含む仙台圏の供給状況はグラフの通り。25年の供給戸数は前年を20・5%下回った。3年連続で前年を割り込み、1000戸台を大きく下回った。市場の多くを占める青葉区で前年比約40%減の...