12/06/2026
バルコニーを設けない戸建て住宅が注目されています。建設費用が抑えられ、日常的なメンテナンスも不要になります。一方で、洗濯物を干す場所を別に検討しておくなどの注意点もあります。
千葉県習志野市の会社員女性(43)は3年前に2階建ての住宅を新築しましたが、バルコニーは設けませんでした。「元々、洗濯物を外で干しておらず、バルコニーを設けるよりもリビングを広くしたいと思った」と話しています。
バルコニーには大きな掃き出し窓を設けるのが一般的ですが、バルコニーがないと転落などの恐れがあり、設置は難しい。女性宅では下段に固定式、上段に可動式の大きなガラス窓を設置し、採光に配慮したといいます。
バルコニーを設置する場合、1畳程度の広さでおよそ20万円かかるといい、設置を見送れば建築費用を下げることができます。また、バルコニーの掃除などの日常的なメンテナンスのほか、定期的な防水工事なども不要になります。
一方で、庭などがない場合、洗濯物だけでなく布団も干せなくなります。窓の掃除が難しくなるデメリットもあります。また、エアコンの室外機置き場を考えておく必要もあります。
大規模リフォームで、バルコニーをなくしてしまうことも可能です。住宅のリノベーションなどを手がけるスタイル工房(東京)によると、中古物件を取得したり、一戸建てを相続などで得たりした人のうち、外観を重視する若い人を中心にバルコニーをなくしたいという要望が出るといいます。
撤去する場合、注意が必要なのはバルコニーが接する外壁や屋根などの傷み具合です。周辺の損傷が激しい場合、その場所の修繕も合わせて行わないと雨漏りの原因になります。また、バルコニー自体が下の階のひさし代わりになっていることがあり、こうした場合にバルコニーを撤去すると、直射日光や雨が激しく窓に当たることになるので注意が必要です。掃き出し窓でつながっているバルコニーを撤去する場合は、転落しないような窓に取り換える対応も求められます。
大規模なリフォームと合わせて行い、外壁などの大きな傷みがなく、最小限の工事で済む場合の費用は60万円程度だといいます。また、バルコニーを撤去したあとに布団を干すためのバーをつけることもできますので、事前に工務店などに相談し、希望を伝えてみてください。
(文責:小杉)
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